(終了)3月6日(土)語ろうみんなで!5つの輪~佐賀関のこれから~
- 2021.02.14
- イベント
道の駅・日本風景街道・道守・NPO・大学の5者の地域連携企画「2021関のヤブツバキまつり」
国土交通省 道路関連の団体は、道の駅・日本風景街道・道守があります。
この3団体はそれぞれ目的も違いますが、「道」を通じて地域づくりに大きく貢献しています。
この三者の特性を活かしながらも緩やかな連携によって、更なる地域貢献が出来ないかという方向性を話し合うシンポジウム『語ろう!みんなで!「3つの輪」』を平成27年から毎年実施してきました。
今回、「地域の活動団体(NPO・さがのせきまちづくり協議会)」+「大学(大分短期大学)」が協働で取り組んでいる佐賀関の資源=ヤブツバキを活かした地域活性化の取り組みに共感し、 この地域資源である「ヤブツバキ」をテーマに、関崎海星館から豊予海峡を眺望した風景を楽しみ、専門家による観賞ツアーや、他地域にないブランド(歴史的背景・景観・商品開発)など、佐賀関のローカルの魅力について語るシンポジウム・ヤブツバキ鑑賞会を開催します。
「関の椿まつり」の復活は地元の願い
旧佐賀関町の町花は「ヤブツバキ」で、大分市との合併以前は、新生児誕生を祝いヤブツバキの苗を贈るほど身近で、町の人々に親しまれた樹木でした。
人々を守るために、強い海風がふいても力強く生き続け、半島を囲むように「樹齢150年以上(江戸時代後期)のヤブツバキ」が20数本もあることが、2014年の調査でわかりました。
そんな佐賀関の宝物「ヤブツバキ」を囲み、毎春行われていた「椿まつり」を『復活させたい!』という地元の強い思いが今回の「2021関のヤブツバキまつり」の開催のきっかけになりました。
関のヤブツバキは花まつりチラシ(表面PDF)
関のヤブツバキは花まつりチラシ(裏面PDF)
日本原産の椿。学名はカメリア・ジャポニカ
豊予海峡に面し気候が温暖な<大分市佐賀関>には、椿の原種「ヤブツバキ」が自生しています。庶民の間で庭木を始め、食用・化粧品・椿油としても用いられ、長く親しまれてきました。寒い冬でも枯れず華やかに咲き続ける椿は、古万葉集や古事記に登場したり、江戸幕府への献上花とされるなど、おめでたい花として扱われてきました。
ヤブツバキは、分厚く濃い緑色をした艶やかな葉(艶葉木がツバキの語源)、
その中に顔を出す花は、「控えめな美しさ(花言葉)」を誇り、気品にあふれています。
海外では17世紀頃オランダ商館員が椿を紹介し、存在が知られるようになります。18世紀頃には園芸用としてヨーロッパへ持ち込まれ、上流階級の間で大流行し、19世紀には小説「椿姫」のオペラ化により、その人気は広く定着しました。
日本原産ということで、ヤブツバキは「Camellia japonica(カメリア・ジャポニカ)」という学名が付けられています。
ココ・シャネルも愛したカメリア(椿)のモチーフ
ココ・シャネルが展開する上品な華やかなカメリアコレクションは、そのハイセンスなデザインで、幅広い層の女性に支持されています。
シャネルブランドに欠かせない存在となった「カメリア」は、日本の椿をモチーフにブランド展開を始めたのかご存知ですか?
シャネルカメリア誕生のきっかけは、ココ・シャネルの理解者・盟友であり最愛のアーサー・カペルからの白い椿のプレゼントでした。ココ・シャネルは椿の花を大変大切にし、ブローチやコサージュのように日々のファッションに取り入れていきました。このことから椿の花は、「ココ・シャネルが生涯愛した花」「アーサー・カペルとの永遠の愛の証」と伝えられています。
さらに、19世紀初頭にフランスで育ったココ・シャネルは、女性に強いられる窮屈な服装やファッションの考え方などに疑問を感じており、「女性の自立」「当時の女性らしい服装からの解放」を強く望んでいました。椿の花は、存在感を主張する1枚1枚の花びらから、エレガントさと同時に力強さも伺えます。女性の強さと美しさを表現できる椿を、ココ・シャネルの理想とする女性像としてコレクションに採用したのでしょう。
資生堂シンボルも椿 TUBAKI
1872年、東京銀座に創業以来、時代の美を創造し続けてきた資生堂。カメリアマークを使用することが許された、ただひとつの化粧品ブランドです。
資生堂のシンボルマーク「花椿」は、1915年に初代社長福原信三の描いたスケッチを元に意匠部のスタッフ(グラフィックデザイナーの山名文夫)がデザインを手がけ誕生し、今でもブランドロゴとして使用されています。
古くは万葉集や古事記に登場し、江戸幕府への献上花であった椿。
シャネルも、資生堂も、美を追求する企業コンセプトにも採用される椿。
佐賀関には、全国区となった”関アジ関サバ”に続き、”関ツバキ”の美しさや力強さを残そうと今、動き始めています。
開催日:2021年(令和3年)3月6日(土)
場 所:大分市佐賀関/関崎海星館
①ヤブツバキ観賞&戦中遺跡 散策
ヤブツバキの自生場所など、専門家と一緒に散策地図を見ながら、海星館近隣の遊歩道を散策し、鑑賞します。
また、地元の方による歴史説明や、明治34年設置の関埼灯台も見学します!
歩きやすい恰好でご参加ください。
<散策マップあり>
【集 合】10:00 関崎海星館 駐車場前
【所要時間】約2時間
【参加方法 】自由参加( 受付で参加者名を記載をお願いします)
【お問い合わせ】道の駅さがのせき 097-576-0770
※少雨決行(大雨の場合は中止)
※コロナ感染対策(マスク装着)・防寒対策は各自でお願いします。
※ コロナ 禍により、やむを得ず中止にする場合もあります。
②椿ワークショップ
椿の実を利用したブローチ・ネックレスづくり、椿苗づくり(挿し木の方法)を 大分短大の学生と一緒に体験できます。
ヤブツバキ鑑賞&戦中遺跡 散策のコース内です。
ワークショップだけのご参加でも構いません。
【時 間】11:20~12:00ごろ 関崎灯台 駐車場前(635号沿い)
【所要時間】約30~40分
【参加方法 】自由参加
③第6回 語ろうみんなで!5つの輪シンポジウム(オンライン)
「ヤブツバキ」をテーマに、佐賀関のローカルの魅力について語るシンポジウム「語ろうみんなで!5つの輪~佐賀関のこれから~」を開催します。
今回、コロナ感染予防対策のため無観客で行い、シンポジウムの内容はオンラインで生配信いたします。
【開催時刻】
2021年3月6日 13:00~
下記のリンクをクリックしてウェビナーに参加してください
https://zoom.us/j/96499146885?pwd=UEprQkNqSTNtVU5hRk4xWEtmcXRQZz09
ミーティングID:96499146885
パスコード:384237
・事前登録の必要はございません。
・人数制限はありません。
また、地域限定になりますが、ケーブルテレビ( 旧佐賀関町内および坂ノ市、大在地区) にて、録画放送されます。放送日程は、確定しましたらご案内いたします。
基調講演では、石田東生氏(日本大学特任教授・筑波大学名誉教授 )にお越しいただき、ご専門である道路政策や自転車やグリーンスローモビリティを活用しローカルなエリアに足を運びながら、のんびり静かに観光するスタイル方法や、全国の風景街道の実例など 色々な視点からヒントになるお話をしていただきます。
フロアミーティングでは、各部門の代表(道の駅・風景街道・道守・NPO・大学)佐賀関の魅力をそれぞれの立場で語っていただきます。
13:00~ 開会式
〇主催者挨拶
(2021関のヤブツバキ花まつり実行委員長:渡辺修)
〇 来賓挨拶 (国土交通省 大分河川国道事務所 樋口 尚弘事務所長様)
〇 佐賀関紹介ムービー上映(約5分)
13:15~(30分)
基調講演 「風景・みち・地域連携」(仮)
石田東生氏(日本大学特任教授・筑波大学名誉教授 )
1951年大阪府生まれ。東京大学土木工学科卒業、東京工業大学助手、筑波大学教授を経て現職。工学博士(東京大学)。国土交通省社会資本整備審議会道路分科会長、「道の駅」有識者懇談会委員長、「日本風景街道」有識者懇談会委員長を務める。
▼インタビュー記事
コロナ時代に日本の交通はどう変革すべきか? 筑波大・石田東生名誉教授に聞く
13:45~15:00(75分)
フロアミーティング
テーマ「佐賀関のこれから」
〇コーディネーター
加藤千明氏(別府湾岸・国東半島海べの道 事務局長)
〇パネリスト
吉野賢一氏(大分短期大学 教授)
松尾島雄氏(道の駅さがのせき 駅長・NPOさがのせきまちづくり協議会 副理事長)
木ノ下結理(道守大分会議 事務局長)
〇アドバイザー
石田 東生氏
田代 洋丞氏(大分短期大学 学長)
樋口 尚弘 氏 (大分河川国道事務所 事務所長)
15:00
総括
田代 洋丞氏(5分)
石田東生氏(10分)
椿パネル展 3月1日~13日まで
海星館近辺に自生した椿など写真パネルで紹介します。
ぜひ、海星館にお立ち寄りの際は、ヤブツバキを知って帰ってください。
共同主催:「2021関のヤブツバキ花まつり」5つの輪実行委員会・関崎海星館
【 佐賀関地域振興連携協議会(NPOさがのせきまちづくり協議会・大分短期大学) / 語ろう!3つの輪実行委員会(道の駅・日本風景街道 別府湾岸・国東半島海べの道・道守大分会議)
後 援:国土交通省大分河川国道事務所・大分県・大分市・大分合同新聞社・大分海上保安部・OBS大分放送・TOSテレビ大分・OAB大分朝日放送・エフエム大分・東大分システム
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